賢い子供が育つ間取りのヒント

~住まいのヒント1~

・幼いころからの読書が学力を高める。

月の読書量が30冊を越える子どもは、一年で5,000語もの新しい言葉に触れるんだとか。
この事からも読書習慣の有無と学力には、おおいに相関関係がありそうですね。それなら本を読む習慣は、できる限り早いうちに育みたいもの。そのために必要なのは、幼いころから本が子どもの視界に自然に入る環境を整えること。
例えば、ダイニングキッチンの一角を利用して、子どもの視界に入りやすい高さに本棚を造りつけてみるのも一案。こうすれば子どもが、自然に本を身近に感じられるように。
本を並べるときも、背表紙ではなく表紙が見えるようにすると、インテリアにもなって、子どもの興味を引きつけやすくなります。
また、あえてきれいに本棚へ整理せずに、ソファなどにも本を置いておくと、子どもがなにげなく手にとって本を読むきっかけにも。

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~住まいのヒント2~

・親がかかわると子供は安心して勉強する


放っておかれると、子どもはなかなか勉強に身が入らないもの。
親が適度に関わることで子どもの学びに対するモチベーションは高まります。それを裏付けるように、親が学校や塾のノートに目を通している家庭の子どものほうが、平均勉強時間が長い。
という統計も。もちろん勉強時間はただ長ければいい訳じゃないけれど、親の関心が、子どもの学習意欲を刺激するのは確かのようです。
たとえば、炊事をしながらママが子どもの相手をできるように、キッチンを対面式に。その正面に、勉強もできる大きめのダイニングテーブルを設置すれば、すぐに聞ける環境になって、子どもの学習意欲を促します。
さらにキッチンカウンターの下などに、勉強に必要な教科書や資料などを収納するスペースを設けておけば、ここで勉強する習慣を自然に身に付けることができそうです。

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~住まいのヒント3~

・成績の良い子はルールを決めている

携帯電話の使い方のルールの有無と、子どもの成績の関連を調べると、とくに成績上位層において、ルールを決めている割合が高いという調査結果があります。
またルールが「守れていない」という子どもの割合は成績下位層に目立っていて、ルールを決め守ることと成績にも相関関係があることがわかります。つまりルールを決めることで、自主性が養われるのです。
ですから学ぶ子が育つプランとして、子どもが自分で整理整頓できるスペースを設けるのがオススメ。
共用スペースや廊下などに子どもが自分で整理できる棚などを設置して、よく使う物を整理したり、色違いのボックスなどを使って分類整頓する場所を作っておくと、用途に応じて使い分けたり、自然に片づける習慣が身に付きそうですね。


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ということで、お子さんの成長も加味した家づくりを考えていくほうが良さそうですよね。

少しでも皆様の家づくりの参考になれば幸いです。

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